この記事では、多くの中学生が苦手にしがちな 不可算名詞(数えられない名詞) をわかりやすく解説します。
英語を勉強していると、
- なぜ water に a をつけないの?
- なぜ information に s をつけないの?
- なぜ many money は間違いなの?
と疑問に思うことがあります。
これらはすべて、不可算名詞に関係するルールです。
不可算名詞は「数えられない名詞」と説明されることが多いですが、それだけではなかなか理解できません。
この記事では、可算名詞との違いを整理しながら、中学英語でよく出る不可算名詞や使い方のルールをわかりやすく解説します。
英語では、名詞を「可算名詞(数えられる名詞)」と「不可算名詞(数えられない名詞)」に分けて考えます。そして、この違いによって英文の作り方が大きく変わります。
ただし、不可算名詞は中学英語の中でも特に分かりにくい単元です。water(水)や bread(パン)、information(情報)、homework(宿題)など、「なぜ数えられないの?」と感じる単語もたくさんあります。
この記事では、可算名詞と不可算名詞の違いをわかりやすく整理しながら、中学英語でよく出る不可算名詞や使い方のルールを解説します。
「不可算名詞がよく分からない」「可算名詞との違いで混乱している」という人は、ぜひ最後まで読んでみてください。きっとモヤモヤがスッキリするはずです。

第1章 なぜ可算名詞と不可算名詞を区別するの?
英語の名詞には、次の2種類があります。
- 可算名詞(数えられる名詞)
- 不可算名詞(数えられない名詞)
実は、可算名詞と不可算名詞とでは英文の作り方が変わるため、この区別を学ぶ必要があります。
たとえば、
- a をつけられるか
- 複数形の s をつけられるか
- many や much のどちらを使うか
などが変わります。
そのため、英語では「数えられる名詞なのか」「数えられない名詞なのか」を区別して考える必要があるのです。
可算名詞とは?
book(本)や desk(机)は、1つ、2つと数えられるので可算名詞です。
このような単数の可算名詞は、そのままでは使えません。
たとえば、
× I have book.
とは言えません。
必ず、
- a book
- my book
- this book
のように前に何かをつけるか、
- books
のように複数形にする必要があります。
不可算名詞とは?
一方で、love(愛)や peace(平和)のような目に見えないものは、数えにくいため不可算名詞になります。
また、
- water(水)
- money(お金)
- information(情報)
なども不可算名詞です。
これらの単語は、
I need water.
のように、そのまま使うことができます。
可算名詞と不可算名詞の使い方の違い
| 可算名詞 | 不可算名詞 |
|---|---|
| a book | water |
| my book | money |
| books | information |
このように、
- 可算名詞 → 単数なら前に何かをつけるか、複数形にする
- 不可算名詞 → そのまま使える
という違いがあります。

何が可算名詞で何が不可算名詞なの?
一般的には、
- 形がはっきりしていて数えられるもの → 可算名詞
- 量やまとまりとして考えるもの → 不可算名詞
になります。
たとえば、
- book(本)
- desk(机)
- apple(りんご)
などは1つ、2つと数えられるので可算名詞です。
一方で、
- water(水)
- milk(牛乳)
- love(愛)
- peace(平和)
などは量や概念として考えるため、不可算名詞になります。
補足|実は見分けるのが難しい単語もある
book や desk のような可算名詞、love や peace のような不可算名詞は比較的わかりやすい例です。
しかし、
- information(情報)
- advice(助言)
- homework(宿題)
- furniture(家具)
などは、日本語で考えると数えられそうに感じる人も多いでしょう。
実際には、高校生や大学生でも迷う単語がたくさんあります。
そのため、理屈だけで完璧に判断しようとするよりも、まずはよく使う不可算名詞を具体例と一緒に覚える方が現実的です。
次の章では、中学英語でよく出る不可算名詞を確認していきましょう。
第2章 よく出る不可算名詞を覚えよう
不可算名詞にはさまざまな種類があります。
中学英語では、特に次の3つを知っておくと理解しやすくなります。
① 物質を表す名詞
物質名詞とは、水や金属など、材料や物質そのものを表す名詞です。
英語では、これらを「1つ、2つ」と数えるのではなく、量やまとまりとして考えるため、不可算名詞になります。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 水 | water |
| 牛乳 | milk |
| お茶 | tea |
| コーヒー | coffee |
| 米 | rice |
| パン | bread |
| 金 | gold |
| 鉄 | iron |
一見すると、「パンは1個、2個と数えられそう」「米も数えられるのでは?」と思うかもしれません。
しかし、英語では bread は「パンそのもの」、rice は「米そのもの」を表すため、ふつうは数えません。
そのため、
× a bread
× two breads
ではなく、
○ some bread
○ much rice
のように表現します。
② 抽象的なものを表す名詞
抽象名詞とは、形がなく目に見えないものを表す名詞です。
英語では、このような名詞も量やまとまりとして考えるため、不可算名詞になることが多くあります。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 情報 | information |
| 助言 | advice |
| 宿題 | homework |
| お金 | money |
| 音楽 | music |
| 知識 | knowledge |
| 愛 | love |
| 幸福 | happiness |
love(愛)や happiness(幸福)は、目に見えないので不可算名詞だと理解しやすいでしょう。
しかし、
- information(情報)
- advice(助言)
- homework(宿題)
などは、「1つ、2つと数えられそう」と感じる人も多いかもしれません。
実際、日本語では「情報が3つある」「宿題が2つある」のように表現します。
それでも英語では、これらを1つのまとまりとして考えるため、ふつうは数えません。
そのため、
× an information
× three advices
× two homeworks
とは言わず、
○ some information
○ some advice
○ much homework
のように表現します。
③ 固有名詞
固有名詞とは、人名や地名など、特定のものにつけられた名前です。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| ケン | Ken |
| 日本 | Japan |
| 東京 | Tokyo |
| 富士山 | Mt. Fuji |
中学英語では、特に物質名詞と抽象名詞がよく出題されます。
第3章 不可算名詞で使える表現・使えない表現
不可算名詞は「数えられない名詞」です。
そのため、可算名詞とは使える表現が異なります。
ポイントは、不可算名詞には「数」を表す表現は使えないが、「量」を表す表現は使えるということです。
数を表す表現は使えない
不可算名詞には、数を表す表現を使えません。
| 表現 | NG例 |
|---|---|
| a / an | a water(×) |
| one / two / three | two breads(×) |
| 複数形の s | informations(×) |
| many | many money(×) |
| these / those | these water(×) |
これらはすべて、「1つ」「2つ」「たくさんの個数」のように数を表しているため、不可算名詞には使えません。
量を表す表現は使える
不可算名詞は、数ではなく量で考えます。
そのため、量を表す表現を使います。
| 表現 | 使える例 |
|---|---|
| some | some water(〇) |
| any | any information(〇) |
| much | much money(〇) |
| a lot of | a lot of homework(〇) |
| lots of | lots of bread(〇) |
例文
I have some money.
(私はいくらかお金を持っています。)
Do you have any information?
(何か情報を持っていますか。)
We need a lot of water.
(私たちはたくさんの水が必要です。)
my・this・that・the は使える
不可算名詞には a / an は使えませんが、次のような表現は使えます。
| 表現 | 使える例 |
|---|---|
| my | my homework(〇) |
| my | my money(〇) |
| this | this water(〇) |
| that | that bread(〇) |
| the | the information(〇) |
| the | the money(〇) |
これらは数を表す言葉ではなく、
- 私の(my)
- この(this)
- あの(that)
- その(the)
を表す言葉だからです。
可算名詞との違いを整理しよう
| 表現 | 可算名詞 | 不可算名詞 |
|---|---|---|
| a / an | ○ | × |
| one / two | ○ | × |
| 複数形の s | ○ | × |
| many | ○ | × |
| some | ○ | ○ |
| any | ○ | ○ |
| much | × | ○ |
| a lot of | ○ | ○ |
| my | ○ | ○ |
| this / that | ○ | ○ |
| these / those | ○ | × |
| the | ○ | ○ |
ポイント
不可算名詞は、「数」ではなく「量」で考える名詞です。
そのため、
× a water
× two waters
× many information
のような表現は使わず、
○ some water
○ much information
○ a lot of money
のように量を表す表現を使います。
まずは、「不可算名詞には数を表す表現を使わず、量を表す表現を使う」というルールを覚えておきましょう。
第4章 不可算名詞を数えたいときは?
不可算名詞は、そのままでは数えられません。
数を表したいときは、「単位」を使います。
たとえば、
× two breads
○ two pieces of bread
のようになります。
英語では、名詞そのものではなく、「単位」を数えているのです。
不可算名詞を数えるときによく使う単位
| 単位 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| cup | 1杯 | a cup of coffee |
| glass | 1杯 | a glass of water |
| bottle | 1本 | a bottle of water |
| piece | 1つ | a piece of information |
| slice | 1枚・1切れ | a slice of bread |
cup of の例文
Do you want a cup of coffee?
(コーヒーを1杯いかがですか。)
glass of の例文
I’d like a glass of water.
(私は水を1杯欲しいです。)
bottle of の例文
She bought two bottles of water.
(彼女は水を2本買いました。)
piece of の例文
I have a piece of advice for you.
(あなたに1つアドバイスがあります。)
slice of の例文
I ate two slices of bread for breakfast.
(私は朝食にパンを2枚食べました。)
ポイント
不可算名詞は、
× three coffees
× two informations
のように直接数えることはできません。
数えたいときは、
- a cup of coffee
- a bottle of water
- a piece of information
- a slice of bread
のように、「単位+of+名詞」の形を使います。
まとめ|不可算名詞は「数」ではなく「量」で考えよう
不可算名詞は、中学英語の中でも多くの人が苦手にする単元です。
しかし、ポイントはそれほど多くありません。
まず、
- water
- bread
- information
- homework
などの不可算名詞を覚えましょう。
そして、
- a / an をつけない
- 複数形の s をつけない
- many を使わない
- some、much、a lot of などを使う
というルールを理解することが大切です。
また、不可算名詞は数えられない名詞ですが、
- a cup of coffee
- a glass of water
- a piece of information
- a slice of bread
のように、「単位」を使えば数を表すこともできます。
何が可算名詞で何が不可算名詞なのかを完璧に見分けるのは簡単ではありません。
まずは中学英語でよく出る不可算名詞を具体例と一緒に覚えながら、
「可算名詞は数で考える」「不可算名詞は量で考える」
という基本ルールを身につけていきましょう。

コメント