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【中学生】読書ロードマップ|子どもが本を読まない時代のおすすめ小説ガイド

「うちの子、本をまったく読まないんです。」

塾や学校でも、そんな悩みを耳にする機会が増えました。

私たちが子どもの頃は、「漫画ばかり読んでいないで、本も読みなさい。」と親に言われたものです。

しかし、今は時代が変わりました。

スマートフォンや動画配信サービス、SNS、ゲームなど、子どもたちの周りには本よりも手軽で刺激の強い娯楽があふれています。そのため、漫画さえほとんど読まないという子も珍しくありません。

こうした時代だからこそ、「何を読ませるか」以上に、「どんな順番で読ませるか」が大切になっています。

親としては、「せっかく読むなら、夏目漱石や芥川龍之介などの名作を読んでほしい。」と思うものです。

もちろん、その考えは間違っていません。

時代を超えて読み継がれてきた文学作品には、人の心を深く描いた普遍的な価値があり、高校入試や大学受験でもたびたび取り上げられます。

しかし、多くの中学生にとって、いきなり名作から読書を始めるのはハードルが高いのも事実です。

英語や数学が基礎から少しずつレベルアップしていくように、読書にもロードマップがあります。

まずは短編の読みやすい作品で「最後まで読めた」という成功体験を積み重ねること。

次に長編へ挑戦し、読書の楽しさを知ること。

そして、読書が好きになったら文学作品へと世界を広げていくこと。

この順番を意識するだけで、お子さんが本と出会う可能性は大きく変わります。

この記事では、単におすすめの小説を紹介するのではなく、お子さんの読書レベルに合わせて本を選ぶための「読書ロードマップ」をご紹介します。

「どの本が名作か」ではなく、「今のお子さんにとって最適な一冊は何か」。

そんな視点で、ぜひ最後までご覧ください。

目次

第1章 なぜ小説を読むことが大切なの?

国語には、大きく分けて説明文・評論文小説(物語文)があります。

説明文や評論文では、筆者の主張や文章の構成を論理的に読み取る力が求められます。一方、小説では、登場人物の気持ちや場面の変化、作者が言葉に込めた思いなどを読み取る力が必要になります。

もちろん、どちらも高校受験や大学受験で重要です。

ただ、説明文や評論文は、文章の読み方や解き方を学ぶことで伸ばしやすい面があります。接続語や段落構成、要点のつかみ方などを意識することで、短期間でも読解力が向上することがあります。

一方、小説を読む力は少し性質が異なります。

登場人物の表情や会話、行動から気持ちを想像したり、言葉には書かれていない心情を考えたりする力は、一冊の参考書だけで身につくものではありません。

さまざまな物語に触れ、さまざまな登場人物の気持ちを考える経験を積み重ねることで、少しずつ育っていく力です。

また、高校生になると、英語や数学、理科などの学習が忙しくなり、まとまった時間を取って小説を読む機会はどうしても少なくなります。

だからこそ、小学生や中学生のうちに読書習慣を身につけておくことには、大きな意味があります。

そして、小説を読む価値は、受験だけではありません。

自分とは異なる価値観に触れたり、まだ経験したことのない世界を知ったり、登場人物と一緒に喜びや悲しみを味わったりすることは、人としての視野を広げ、人生を豊かにしてくれます。

読書は、国語の勉強であると同時に、自分の世界を広げる学びでもあるのです。

第2章 読書レベルに合わせたロードマップ|おすすめ小説一覧

「子どもには、せっかくなら名作を読んでほしい。」

そう考える保護者の方は多いのではないでしょうか。

もちろん、その考えは間違っていません。

夏目漱石や芥川龍之介、宮沢賢治などの文学作品は、時代を超えて読み継がれ、高校入試や大学受験でも親しまれている名作です。

しかし、多くの中学生にとっては、「いつか読んでほしい作品」と「今読める作品」は必ずしも一致しません。

英語や数学でも、最初から難しい問題集に取り組まないように、読書にも段階があります。

保護者の役割は、「名作を読ませること」ではなく、お子さんが読書を好きになるように導くことです。

そこでこの記事では、次の4つのステップに分けて、おすすめの小説を紹介します。

お子さんの読書レベルに合わせて、読書を4ステップで進めるロードマップ図。STEP1は短編・読みやすい作品、STEP2は短編・文学作品、STEP3は長編・読みやすい作品、STEP4は長編・文学作品として、無理なく一歩ずつ読書の幅を広げる流れを示している。

STEP1 短編・読みやすい作品

まずは、「最後まで読めた!」という成功体験を目指しましょう。

このステップでは、読書が苦手なお子さんでも最後まで読み切りやすい作品を中心に紹介します。

「読書を好きになること」が目的なので、作品の内容だけでなく、短さ読みやすさも重視しました。

まず最初の一冊に迷ったら『ボッコちゃん』がおすすめ!

『ボッコちゃん』は、1話10分ほどで読めるショートショート(超短編小説)が数多く収録された短編集です。

物語の最後には思わず「そう来たか!」と驚くような展開が多く、「あと一話だけ読もう」と自然にページをめくりたくなります。

読書が苦手なお子さんでも、「最後まで読めた!」という成功体験を積みやすく、本記事で紹介する中でも最初の一冊として最もおすすめしたい作品です。

そのほかにも、お子さんの興味に合わせて選べる作品をまとめました。

テーマ作品短さ読みやすさ
SF・どんでん返し『ボッコちゃん』(星新一)★★★★★★★★★★
SF・ユーモア『ようこそ地球さん』(星新一)★★★★★★★★★★
SF・皮肉『悪魔のいる天国』(星新一)★★★★★★★★★★
SF・人間観察『おせっかいな神々』(星新一)★★★★★★★★★★
思いやり・成長『ごん狐』(新美南吉)★★★★★★★★★★
親子愛・やさしさ『手袋を買いに』(新美南吉)★★★★★★★★★★
人情・成長『花のき村と盗人たち』(新美南吉)★★★★☆★★★★★
友情・学校生活『きみの友だち』(重松清)★★★☆☆★★★★★
学校・成長『せんせい。』(重松清)★★★★☆★★★★★
人とのつながり『阪急電車』(有川浩)★★★☆☆★★★★☆
ミステリー・謎解き『そして五人がいなくなる』(はやみねかおる)★★★☆☆★★★★★
冒険・ミステリー『都会のトム&ソーヤ』(第1巻)(はやみねかおる)★★☆☆☆★★★★★

どの作品から読み始めても構いません。

ただし、「有名だから」「名作だから」という理由で選ぶより、お子さん自身が「読んでみたい」と思える一冊を選ぶことが何より大切です。

そして、一冊読み終えたら、ぜひ「最後まで読めたね!」とたくさん褒めてあげてください。

その小さな成功体験が、「次の一冊も読んでみよう」という気持ちにつながり、やがて読書習慣へと育っていきます。

STEP2 短編・文学作品

STEP1で「本を読むこと」に慣れてきたら、次は文学作品にも挑戦してみましょう。

「文学作品」と聞くと、「難しそう」「昔の言葉ばかりで読みにくそう」というイメージを持つ方も多いかもしれません。

しかし、文学作品の中にも、中学生が比較的読みやすい作品はたくさんあります。

短編なら長編ほどの負担がないため、文学作品デビューにぴったりです。

まず最初の一冊に迷ったら『杜子春』がおすすめ!

芥川龍之介というと、『羅生門』や『藪の中』など難しい作品を思い浮かべる方も多いでしょう。

しかし、『杜子春』は物語としても楽しみやすく、「文学作品って意外と面白い」と感じやすい一冊です。

本記事で紹介する文学作品の中でも、最初の一冊として最もおすすめしたい作品です。

そのほかにも、お子さんの興味や読みやすさに合わせて選べる作品をまとめました。

芥川龍之介

短編小説の名手。文学作品を読むなら、まず触れておきたい作家です。

作品テーマ読みやすさ
『杜子春』人生・成長★★★★★
『トロッコ』少年・成長★★★★★
『蜘蛛の糸』人間の欲・教訓★★★★☆
『鼻』ユーモア・人間らしさ★★★★☆
『羅生門』善悪・人間の本質★★★☆☆
『藪の中』真実・人間心理★★☆☆☆

宮沢賢治

幻想的な世界観と深いメッセージが魅力。教科書でもおなじみの名作がそろっています。

作品テーマ読みやすさ
『注文の多い料理店』不思議な世界・教訓★★★★★
『セロ弾きのゴーシュ』努力・友情★★★★☆
『よだかの星』命・自己犠牲★★★★☆
『オツベルと象』弱者・権力★★★☆☆
『なめとこ山の熊』自然・命★★★☆☆

新美南吉

短い作品の中に、やさしさや人の温かさが詰まった作家です。

作品テーマ読みやすさ
『ごん狐』思いやり・成長★★★★★
『手袋を買いに』親子愛・やさしさ★★★★★
『狐』命・人とのつながり★★★★☆

太宰治

人間の心を鋭く描いた人気作家。『走れメロス』は中学生にもおすすめの一作です。

作品テーマ読みやすさ
『走れメロス』友情・信頼★★★★★
『畜犬談』ユーモア・人間らしさ★★★★☆

森鷗外

人生や人間の生き方を考えさせられる作品が多く、高校入試でも親しまれています。

作品テーマ読みやすさ
『高瀬舟』幸福・生き方★★★☆☆
『最後の一句』親子愛・信念★★★☆☆

中島敦

少し難易度は上がりますが、人間の本質を描いた名作が多く、高校生になっても読み返したい作家です。

作品テーマ読みやすさ
『山月記』自尊心・人間の弱さ★★☆☆☆
『名人伝』努力・人生★★★☆☆

文学作品は、すべてを読む必要はありません。

まずは読みやすさが★★★★☆以上の作品から一冊選び、「最後まで読めた」という経験を積み重ねることをおすすめします。

そして、少しずつ難易度の高い作品にも挑戦していけば、お子さんは自然と文学作品を楽しめる読書体力を身につけていけるでしょう。

STEP3 長編・読みやすい作品

ここが、読書が苦手なお子さんにとっての最初のゴールです。

ここまで到達できれば、「本を最後まで読み切る力」が身につき始めた証拠です。

高校入試でも、長めの物語文が出題されることは珍しくありません。

もちろん、「この本を読めば受験に合格できる」というわけではありませんが、このレベルの長編小説を無理なく読み切れる読書体力は、一つの目安になります。

まず最初の一冊に迷ったら『カラフル』がおすすめ!

『カラフル』は、中学生にも共感しやすい家族や学校生活をテーマにした作品で、「長編だけど読みやすい」と高く評価されている一冊です。

中学生向けのおすすめ小説として紹介されることも多く、高校入試でもたびたび題材として取り上げられています。

本記事で紹介する長編小説の中でも、最初の一冊として最もおすすめしたい作品です。

そのほかにも、お子さんの興味や好きなテーマに合わせて選べる作品をまとめました。

テーマ作品読みやすさ
まず読むなら『カラフル』(森絵都)★★★★★
友情・学校生活『きみの友だち』(重松清)★★★★★
青春・野球『バッテリー』(あさのあつこ)★★★★☆
心温まる物語『西の魔女が死んだ』(梨木香歩)★★★★☆
家族・数学『博士の愛した数式』(小川洋子)★★★★☆
ファンタジー・友情『かがみの孤城』(辻村深月)★★★★☆
冒険・ミステリー『都会のトム&ソーヤ』(第1巻)(はやみねかおる)★★★★★
青春・学校生活『夜のピクニック』(恩田陸)★★★☆☆
人とのつながり『阪急電車』(有川浩)★★★★☆
親子・家族『卵の緒』(瀬尾まいこ)★★★★☆
青春・恋愛『君の膵臓をたべたい』(住野よる)★★★★★
成長・友情『また、同じ夢を見ていた』(住野よる)★★★★★

どの作品から読み始めても構いません。

ただし、「有名だから」という理由で選ぶより、お子さん自身が「読んでみたい」と思える一冊を選ぶことが何より大切です。

そして、この章で紹介した作品を最後まで読み切ることができたら、ぜひお子さんをたくさん褒めてあげてください。

一冊の長編を読み切った経験は、「自分にも読めた」という大きな自信になります。

その成功体験が、「次の一冊も読んでみよう」という気持ちにつながり、やがて文学作品にも挑戦できる読書体力へと育っていくでしょう。

STEP4 長編・文学作品

読書が好きになったら、ぜひ挑戦してほしいステップです。

ここで紹介する作品は、長い年月を経ても読み継がれ、高校入試や大学受験でも親しまれている文学作品です。

文章や時代背景は少し難しくなりますが、その分、人間の心や生き方を深く考えさせてくれる作品ばかりです。

作品選びに迷ったら、テーマや読みやすさを参考に選んでみてください。

夏目漱石

近代日本文学を代表する文豪。「いつかは読んでほしい」と言われる名作が数多くあります。

作品テーマ読みやすさ
『坊っちゃん』正義・青春★★★★☆
『三四郎』青春・恋愛・成長★★★☆☆
『こころ』人間関係・友情・孤独★★☆☆☆
『吾輩は猫である』ユーモア・人間観察★★☆☆☆

太宰治

人間の弱さや葛藤を描いた人気作家。高校生以降にもぜひ読み続けてほしい作家です。

作品テーマ読みやすさ
『人間失格』孤独・自己理解★★☆☆☆
『斜陽』家族・時代の変化★★☆☆☆
『女生徒』思春期・心情★★★☆☆

森鷗外

知性と人間性を深く描いた作品が多く、近代文学を代表する作家です。

作品テーマ読みやすさ
『舞姫』恋愛・人生の選択★★★☆☆
『雁』恋愛・人間関係★★☆☆☆

島崎藤村

近代文学を語るうえで欠かせない作家。人間の成長や葛藤を描いた作品が多くあります。

作品テーマ読みやすさ
『破戒』差別・人間の尊厳★★☆☆☆
『春』青春・成長★★☆☆☆

志賀直哉

「小説の神様」と称される作家。人間を丁寧に描く文章が魅力です。

作品テーマ読みやすさ
『暗夜行路』人生・自己探求★☆☆☆☆

川端康成

日本人初のノーベル文学賞受賞作家。美しい日本語表現も魅力です。

作品テーマ読みやすさ
『伊豆の踊子』青春・旅・恋★★★☆☆
『雪国』恋愛・美・人生★★☆☆☆

有島武郎

人間の生き方や家族を描いた作品で知られる作家です。

作品テーマ読みやすさ
『カインの末裔』人生・運命★★☆☆☆

ここまで読めるようになれば、お子さんは「本を読まされる子」ではなく、「自分で本を選んで読める子」へと大きく成長しています。

保護者が細かく本を選んであげる役割は、ここでひとまず卒業です。

あとは、お子さん自身が興味を持った作家や作品へと読書の世界を広げていけるでしょう。

高校受験を考えるなら、まずはSTEP3を目指そう

高校入試の国語では、説明文だけでなく、長めの物語文が出題されることも少なくありません。

そのため、『カラフル』のような読みやすい長編小説を最後まで読み切れる読書体力は、一つの目安になります。

もちろん、「この本を読めば高校受験に合格できる」というわけではありません。

しかし、一冊の長編を読み切る経験は、

  • 登場人物を整理しながら読む力
  • 場面の変化を追う力
  • 心情の変化を読み取る力
  • 集中して文章を読み続ける力

など、国語の読解力の土台を育ててくれます。

そのため、読書が苦手なお子さんなら、まずはSTEP3の「長編・読みやすい作品」を最後まで読み切ることを最初の目標にしてみてください。

そして、その先にあるSTEP4の文学作品を楽しめるようになれば、保護者が「次は何を読ませよう」と悩む段階は、一つ卒業です。

あとは、お子さん自身が興味を持った作家や作品を見つけ、読書の世界を広げていけるでしょう。

この記事は、「どの作品が一番優れているか」をランキングするものではありません。

「今のお子さんには、どの本が最も読み切りやすいか」という視点で、本選びをサポートするための読書ガイドです。

ぜひ、お子さんの現在地に合ったステップから始めてみてください。

第3章 「読みやすい作品」と「文学作品」の違いを知ろう

この記事では、小説を大きく「読みやすい作品」と「文学作品」の2つに分けて紹介しています。

これは、「どちらが優れているか」という意味ではありません。

お子さんの読書レベルに合わせて、本を選びやすくするための分類です。

読みやすい作品とは

この記事でいう「読みやすい作品」とは、読書経験が少ない中学生でも最後まで読み切りやすい作品を指します。

例えば、

  • 現代の言葉遣いで書かれている
  • 学校生活や友情、家族など、中学生が共感しやすいテーマが多い
  • 物語の展開が分かりやすく、「続きが読みたい」と思える

といった特徴があります。

「読みやすい」と聞くと、「内容が浅いのかな?」と思われるかもしれません。

しかし、そのようなことはありません。

例えば、『カラフル』や『きみの友だち』などは、多くの読者に愛され、学校教材や高校入試などで扱われることもある作品です。

文学作品とは

一方、文学作品は、長い年月を経ても読み継がれ、多くの人に愛され続けている作品です。

例えば、

  • 『杜子春』
  • 『トロッコ』
  • 『こころ』

などが代表的です。

これらの作品は、人間の心情や生き方を深く描いており、高校入試や大学受験でも親しまれています。

一冊の作品から、年齢によって異なる気づきが得られることも、文学作品ならではの魅力です。

その一方で、難しさもあります。

現代では使われない言葉や、その時代ならではの価値観・文化が登場するため、中学生だけでなく、大人でも意味が分かりにくいことがあります。

例えば、

  • 書生
  • 高等遊民
  • 女中
  • 人力車

などは、今の子どもたちにはなじみの薄い言葉です。

もちろん、それも文学作品の魅力の一つですが、読書習慣が身についていない段階では、「難しい」「つまらない」と感じてしまう原因にもなりかねません。

大切なのは「順番」です

「せっかくなら最初から名作を読ませたい。」

その気持ちは、とてもよく分かります。

しかし、読書が苦手なお子さんに、いきなり難しい文学作品を渡してしまうと、「本は難しいもの」という印象だけが残ってしまうことがあります。

だからこそ、まずは読みやすい作品で読書の楽しさを知り、少しずつ文学作品へステップアップしていくことが大切です。

名作をゴールにするのではなく、名作を楽しめる読書体力を育てること。

第4章 保護者の方へ|焦らなくても大丈夫です

子どもの間には、読書経験の大きな差があります。

本が大好きな子は、保護者が何も言わなくても次々と本を読み、やがて夏目漱石や芥川龍之介のような名作にも自然と手を伸ばしていきます。

しかし、そのようなお子さんは決して全員ではありません。

スマートフォンや動画、ゲームなど、子どもを取り巻く環境が大きく変わった今、「どうすれば本を好きになってくれるのだろう」と悩みながら、お子さんと向き合っている保護者の方はたくさんいます。

決して、あなただけではありません。

これは英語学習にもよく似ています。

小学生のうちに英検2級や準1級に合格する子もいます。

しかし、多くの子どもは、教科書の英語から一歩ずつ積み重ねながら力を伸ばしていきます。

読書も同じです。

本が好きな子と比べて焦る必要はありません。

大切なのは、お子さんの今の読書レベルに合った一冊を選び、「最後まで読めた」という成功体験を積み重ねることです。

跳び箱も、最初から八段を軽々と跳べる子もいれば、一段ずつ練習を重ねて跳べるようになる子もいます。

どちらが優れているという話ではありません。

大切なのは、その子に合った段階で、一歩ずつ前へ進むことです。

読書も同じです。

名作を急いで読ませることが目的ではありません。

「本って面白い。」

その気持ちを育てることこそが、保護者にできる一番大切な読書教育ではないでしょうか。

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この記事を書いた人

【ときおぼえアカデミー】運営者

明治大学卒業。

大学時代、英語や世界史に夢中になり、授業そっちのけで独学に没頭していました。学ぶことの楽しさを伝えたくて、アルバイトで塾講師も経験。

卒業後は金融業界に進みましたが、やがて教育業界への想いが捨てきれず、大手進学塾へ転職。

開成・国立・早慶附属といった難関校を目指す大手進学塾に、約10年勤務していました。

現在はまったく畑違いの仕事をしていますが、中学受験をしない小学生や高校受験を目指す中学生に役立つ情報を発信します。

名前はペンネームです。

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